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· 週次まとめ

今週、経営判断に関係した AI の動き 3 件(10月13日週)

先週(10月13日週)に中小企業の経営判断に関係した AI の動きを 3 件に絞って整理しました。ChatGPT がブラウザを操作する機能、会話から資料を作る ChatGPT Slides、主要モデルの最新版が出そろった件について、うちの会社で何が変わるかと明日やることを 1 つずつまとめています。


先週(10月13日週)、中小企業の経営判断に関係しそうな AI の動きが 3 つありました。いずれも「できることが増えた」と「社員に配る前に決めることがある」がセットになっています。順番に見ていきます。

社員のブラウザ仕事を任せる前に、誰が何を触れるか決める

OpenAI は日本時間 10 月 16 日、ChatGPT の Chrome 拡張機能を大きく強化したと発表しました。これまで画面の横で相談に答えるだけだった ChatGPT が、開いているタブを読み取り、メッセージの送信・フォームへの入力・ファイルのダウンロードといった操作まで代わりに行えるようになりました。すべての ChatGPT プランで使え、Edge など同じ土台のブラウザーにも対応すると報じられています(出典)。

うちの会社では、料金比較やサイトからの情報集め、申込フォームの入力といった定型のブラウザ作業を任せられる余地が広がります。一方で「すべてのサイトを見る」という権限は、会社のメールや顧客管理の画面にも手が届くことを意味します。何を許可するか決めないまま全社に配ると、情報漏えいの入口になりかねません。

明日やること: まず経営者自身の PC 1 台だけで有効にし、社内情報が映る画面では操作を許可しないと決めてから試してください。

提案書と社内資料の下書きを、会話からそのまま作る

OpenAI は日本時間 10 月 17 日、ChatGPT の中でプレゼン資料を作る新機能「ChatGPT Slides」の提供開始を公式リリースノートで告知しました。チャットでのやり取りや箇条書きの骨子を渡すと、それをもとにスライドを組み立て、文字や図表をその場で編集できます。完成した資料は PowerPoint・PDF・Google スライドの形式に書き出せます。対象は Pro・Business・Enterprise のうち共同作業スペース「Space」を使えるユーザーで、順次広がる予定です(出典)。

うちの会社では、提案書や社内説明の資料づくりで、ゼロから作っていたたたき台の時間を短くできます。ただし出てくるのは下書きです。金額や会社名などの固有の情報は、人が最後に確認する前提で使ってください。

明日やること: 直近で作った資料を 1 本選び、その骨子を渡してたたき台を 1 枚作らせ、自社の仕事で使える粒度か見極めてください。

主要モデルの最新版が出そろった。急いで乗り換えず、今の契約で試す

Google は 10 月 13 日に新モデル「Gemini 4 Argon」を公開しました。先週は Claude の最新版 Opus 5.5 や、ChatGPT の標準モデル GPT-6 など、経営者が触る主要な AI の最新版が相次いで判定の対象になりました。Gemini 4 Argon は長い作業と直接的な回答が強みで、Google AI Pro 以上の契約が対象です(出典)。

うちの会社にとって大事なのは、どれも前世代より速く正確になっている一方、既存の契約があれば多くは追加費用なしで最新版に切り替わる点です。新しく契約を増やすより、今使っているツールがすでに最新版になっているかを確かめるほうが先です。

明日やること: 今使っている AI が最新版になっているかを設定画面で確認し、古いままなら切り替えてください。

まとめ

先週の動きは「できることが増えた」と「任せる前にルールが要る」の両輪でした。まず今あるツールを最新の状態にし、社員に配る前に誰が何を触れるかを決める。この順番を外さなければ、新しい機能は手戻りではなく時間の節約になります。

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