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OpenAI、「GPT-6 Astra」を正式公開——「AGI時代へようこそ」、PC操作を自律実行し、サイバー能力は自社基準で初の「Critical」に

OpenAI が次世代フラッグシップ「GPT-6 Astra」を公開した。スプレッドシートやフォーム入力、Web 操作を人間を超える速さでこなす「コンピュータ操作」を前面に掲げ、Greg Brockman 社長は説明会を「AGI 時代へようこそ」と締めくくった。一方でサイバー攻撃能力が同社の準備フレームワークで初めて「Critical(危機的)」水準に達したとされ、ExploitBench で満点、テスト環境で未知のゼロデイ2件を自律的に発見・悪用した。公開版は実際の攻撃コード生成を拒否し、専門家向けには別枠で提供する。

OpenAI、「GPT-6 Astra」を正式公開——「AGI時代へようこそ」、PC操作を自律実行し、サイバー能力は自社基準で初の「Critical」に

何が起きたか

OpenAI が次世代フラッグシップモデル「GPT-6 Astra」を正式に公開しました。同社は「世界で最も知的で、最もアラインメントの取れたモデル」と位置づけ、最大の特徴として「コンピュータ操作」を挙げています。スプレッドシートの処理やフォーム入力、Web ページ横断の操作を、しばしば人間を超える速さでこなすとされます。API のモデル ID は gpt-6-astra、コンテキストは約105万トークンで、価格は入力100万トークンあたり10ドル、出力50ドルと案内されています。Greg Brockman 社長兼共同創業者は「個人的にはもう(AGI に)到達したと思う」と述べ、説明会を「AGI 時代へようこそ」という言葉で締めくくりました。一部の組織向けにまず提供を開始し、数日のうちに ChatGPT Plus/Pro/Business/Enterprise、および API・AWS 経由へ広げる予定です。あわせて、同社の準備フレームワーク(Preparedness Framework)で初めてサイバー能力が「Critical(危機的)」水準に達したと説明。攻撃コードの検証ベンチマーク「ExploitBench」で満点(前世代 GPT-5.6 Sol の78.5%から上昇)を記録し、テスト環境では未知のゼロデイ脆弱性2件を自律的に発見・悪用したとしています。公開版は実際に動く攻撃コードの生成を拒否し、防御に携わる専門家には別プログラムを通じて機能を開放する方針です。

なぜ重要か

「答えを返す AI」から「PC を操作して仕事を最後まで片づける AI」へと、実務の任せ方が一段進んだことを示すリリースです。表計算やフォーム、社内システムをまたいだ定型作業を任せられれば、生産性の押し上げ余地は大きくなります。同時に、開発元自身が「初の Critical」と認め、攻撃コード生成に制限をかけて防御側にだけ強い道具を渡す設計を採ったことは、能力の飛躍と悪用リスクが表裏一体であることを鮮明にしました。AGI をめぐる言葉は誇張とも受け取れますが、能力の実務水準が上がっている事実は、使う側にも守る側にも無視できません。

経営者の視点

まずは自社の反復業務のうち、「PC 上で完結する定型作業(データ転記・帳票入力・情報収集)」を1〜2つ選び、Astra のようなコンピュータ操作型 AI で効果を測るのが現実的な入り口です。ただし社内システムやメールに接続するエージェントは、権限を最小限に絞り、操作ログを残す前提で導入してください。攻撃側も同種の能力で高度化するため、フィッシングや不正アクセスへの基本対策をこの機会に一段引き上げておくと安心です。最上位モデルは高価なので、全業務に使うのではなく「高価値・高難度の仕事だけ Astra、定型は安価なモデル」という使い分けを意識するとコスト効率が上がります。

出典

本記事は ITmedia NEWS の発表・報道をもとに要約したものです。原文は以下からご確認ください。

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