AI ガードレールの Lasso Security、3,000万ドル調達——GPU 不要・CPU だけで動く新エンジン「LEAP」を投入
生成 AI アプリの安全装置(ガードレール)を手がける Lasso Security が、シリーズ A で3,000万ドルを調達した。同時に、GPU を使わず通常の CPU だけで動く新エンジン「LEAP」を発表。5ミリ秒未満で判定を返し、GPU 級の検出精度を大幅に低いコストで実現するとする。AI 導入に伴うプロンプト注入や情報漏えいへの備えを、安価に組み込めるようにする狙い。
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何が起きたか
生成 AI アプリの入出力を監視・制御する「ガードレール」を提供する Lasso Security が、シリーズ A で3,000万ドルを調達しました。ラウンドは ClearSky が主導し、シード期の投資家 Entrée Capital が追加出資したほか、Singtel Innov8 などが参加。累計調達は3,700万ドルを超えます。同社は同時に、新エンジン「LEAP」を発表しました。GPU を必要とせず一般的なサーバー CPU だけで動く設計で、5ミリ秒未満でセキュリティ判定を返しながら、GPU を使う方式に匹敵する検出精度を大幅に低いコストで出せるとしています。
なぜ重要か
企業が LLM やエージェントを業務に組み込むほど、プロンプト注入(不正な指示の埋め込み)や機微情報の漏えいといった、AI 特有の新しい攻撃・事故の面が広がります。ガードレールはその対策の要ですが、従来は高価な GPU を前提とする例が多く、コストが導入の壁になっていました。CPU だけで安価に回せる方式は、AI の安全対策を一部の大企業だけでなく幅広い組織に手が届くものにし得ます。
経営者の視点
AI を使うということは、便利さと引き換えに守るべき対象が一つ増える、と捉えるのが安全です。特に社内データや顧客情報に AI をつなぐ場合は、不正な指示への耐性や情報の出し過ぎを防ぐ仕組みを、導入の初期設計に最初から織り込んでおきましょう。ガードレールの選択肢とコストは急速に下がっているため、「高くつくから後回し」という判断は見直す価値があります。
出典
本記事は SiliconANGLE の発表・報道をもとに要約したものです。原文は以下からご確認ください。
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