CASE STUDY
AI が定刻に働き、 人は朝、 チャットを読むだけ。 事業の「自動運転」 基盤を自社構築
人が指示も承認もしない Human out of the Loop 型の土台を設計・実装・運用し、配布キットまで仕上げた自社事例
AI を「相談相手」として使う段階から「仕事を任せる」段階へ。AI エージェントが定刻に起動し、共有の記憶を読み書きし、成果と振り返りをチャットに報告する基盤を自社で構築しました。役割は 1 コマンドで増やせる構造にし、macOS / Windows で配布できるスターターキットとしてパッケージ化しています。
- 種別
- 自社プロジェクト(AI エージェント開発)
- 範囲
- 設計・実装・運用・配布パッケージ化
- 環境
- Claude Code / SQLite / macOS launchd / Windows タスク スケジューラ / Discord
- 公開
- 2026 年 9 月
背景と課題
取り組み
- 1
先行事例の構造分解
公開されている自動運転型の事業運営事例を、スケジューラ・共有 DB・議論による施策決定・品質ゲート・自律改善ループの 5 つの基盤に整理し、再現手順書に落とし込みました。
- 2
共有の脳(DB)の設計
実行履歴・行動ログ・振り返り・施策仮説・ドメイン知識・日報を 1 つの SQLite に集約。全エージェントが実行前に読み、実行後に書く構造にしました。
- 3
定刻起動と共通ルール
cron 形式の予定表から OS のスケジューラ登録を自動生成。起動時は「自分宛の施策 → 知識 → 前回の申し送り」を読み、終了時は「成果 → 振り返り → 報告」を書く共通ルールを全員に適用しました。
- 4
品質ゲート(暴走防止)
破壊的コマンドの拒否、外部送信の上限、振り返りを書かずに終了しようとするとブロックする hook を実装。承認なしで動かすための安全装置です。
- 5
報告とダッシュボード
エージェントごとに名前を分けて Discord へ報告。ブラウザのダッシュボードでは「いま何をしているか」を実行中にリアルタイムで確認できます。
- 6
配布パッケージ化
社内固有の情報を自動で除去して macOS 版・Windows 版のスターターキットを生成。導入スクリプト・レシピ集・図解資料・実装ハンドブックを同梱しました。
仕組み
「定刻に起動する仕組み」と「自分で賢くなる仕組み」を、1 つの共有 DB でつなぐ 5 つの構成要素。
01
24 時間スケジューラ
予定表から launchd / タスク スケジューラの登録を自動生成
02
共有 DB(SQLite)
記憶はエージェント側でなく 1 つの DB に。何体増えても文脈がつながる
03
共通ルール
起動時・終了時・禁止事項を全エージェントに強制する 1 枚の規約
04
hook(品質ゲート)
破壊的操作の拒否、外部送信の上限、振り返り未記入のブロック
05
報告とダッシュボード
Discord への報告と、実行中の行動が見えるローカル画面
何が自動になったか
定刻起動
人が起動しなくても、決めた時刻にエージェントが仕事を始める
文脈の引き継ぎ
自分宛の施策・読むべき知識・前回の申し送りを実行前に自動で読む
成果と振り返りの記録
何をしたか・品質の自己評価・次回への申し送りを毎回 DB に残す
チャット報告
開始と完了を数字付きで報告。失敗はアラート用チャンネルへ
失敗の検知
エラー終了やコスト超過を検知し、人が見る前に通知する
毎朝の日報
前日の稼働・失敗・振り返り・施策の状況を集計して投稿
役割の追加
定義ファイル 1 枚とコマンド 1 行で新しいエージェントが増える
成果物
- ・自動運転基盤一式(ランナー・共有 DB・通知・品質ゲート・スケジューラ同期)
- ・リアルタイムダッシュボード(エージェント/スケジュール/行動ログ/振り返り/施策/知識/コスト/日報)
- ・日報エージェント(動作確認用の 1 体)
- ・実装手順書と図解資料「AI 自動運転で何が自動になるのか」
- ・スターターキット(macOS 版・Windows 版)と導入ガイド・レシピ集
向いている業務
- ・記事やデータが増えるほど成果が伸びるメディア・情報サイトの運営
- ・毎日同じ手順を繰り返すレポート・同期・投稿業務
- ・夜間や休日にも動く価値のある業務
関連サービス: AI エージェント開発 →
本事例は自社プロジェクトです。個別のクライアント事例は無料相談時にご紹介します。
